第八十二番札所 青峰山 千手院 根香寺 -2
五大堂には
弘法大師ゆかりの五大明王の木像
が安置されています。五大明王とは不動明王、後三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の木造五大尊で、中央の不動明王像は南北朝時代の作、他の4体は鎌倉時代の作とされいずれも重要文化財に指定されています。
本堂の手前にはコの字形の回廊式前堂である万体観音堂があり、堂内には信者が奉納した約3万体の観音像が祀られています。本尊の千手観音菩薩は桜材の一木造りで重要文化財に指定されています。秘仏とされ、33年に一度しか開帳されません。
根香寺
は牛鬼伝説のお寺としても知られています。その昔この山に牛鬼が住みつき、困った村人たちは弓の名手山田蔵人高清に退治を頼んだといいます。高清は
根香寺
の千手観音に願をかけ、見事に牛鬼を射とめたそうです。その牛鬼は額に角が生え、腕と胴体の間にはコウモリのような皮膜がある異型の生物だったといいます。祟りを恐れた高清は角を切り落とし、根香寺に奉納したといいます。
その角と牛鬼の図は寺宝として
今でも残っています。
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