第七十三番札所 我拝師山 求聞持院 出釈迦寺 -2




 この時に山号も倭斬濃山から我拝師山に改められたと伝えられています。大師が身を投じた岩場は、現在の出釈迦寺境内から約1.8キロメートル、急な山道を歩いて40分ほどのところ、石の護摩壇と稚児大師が立っている場所で、捨身ヶ嶽禅定と呼ばれています。もともと山頂にあった出釈迦寺は江戸時代に現在の山麓に移転されたそうです。

 捨身ヶ嶽禅定に登れない人は本堂左手の石段を少し上ったとこにある奥之院遙拝所に参詣し、そこで念仏を唱えれば捨身ヶ嶽禅定に登ったのと同じご利益があると言います。

 奥の院へ向かう途中には「柳の清水」があり、その昔、托鉢を行っていたお遍路さんから頂いた水を、病の娘に飲ませたところすぐに元気になったという伝承があり、今でもお遍路さんの喉を潤しています。

 その後、弘法大師が再びこの地を訪れたとき、求聞持の秘法を修め、院号を求聞持院に定めたといいます。



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